カテゴリ:治療生活 > 手術

手術後3週間お休みして、仕事に復帰しました。退院当日からでも働けそうな感じでしたが、せっかくなのでゆっくり休みました。

逆に、診断書はもっと長くでも書いてもらえたし、休暇の残り日数からすればもっと休んでもよかったのですが、職場は3月決算なので、この時期あまり長期に休む気にはならなかったのです。これが夏だったら、どさくさであと2週間休んで離島巡りでもしたかったくらいです。


復帰時点でも腕は真上に上がりきる状態ではなく、毎日数回腕を上げる練習が必要でしたが、それ以外は抗がん剤の副作用のむくみと痺れが残っている程度なので術前と殆ど変わりません。

それでも3週間もゴロゴロしていた身にはいきなりのフルタイム勤務は難しかろうと、初日は半日勤務を申し出ていたのですが、たまっていた仕事を片づけていくのが楽しくて気がつけば昼。半日勤務にする必要はなかったようです。

この後、放射線治療の期間中は毎日少しづつ仕事を抜けるので、仕事はできる時にやっておかないと、という思いもあります。

↓でも、どさくさの離島巡りに未練はあります↓
IMG_20191011_134357553_HDR

手術で切除した患部の、病理検査の結果が出ました。


毎回のエコーで癌が消えていなかったことはわかっていたのですが、意外にも、切除した乳房からは生きた癌細胞は見つからなかったそうです。
腋窩リンパ節に関しては、10個摘出したうち1つのみ癌細胞が見つかったそうです。

すごく微妙な結果です。

乳房pCRといえる結果ではあったものの、スライス幅の問題という可能性もあるし、腋窩には癌細胞が残っていたわけで、ということは、生存率なんかはpCR群と同一ではないにしても完全に非pCR群の数値を見るのも違うだろうし、自分の今後をどう測ればいいのか考えてしまいます。

とりあえず、この後は放射線治療です。もう淡々と進めていくしかないので、5週間の放射線治療を頑張ります。

↓癌ってまだまだわからないわ↓
Screenshot_20200404-221330

退院してから数日後、傷口確認のため外来受診しました。

手術跡もドレーン跡も特に問題なし。

今日からお風呂にも入れます。ただし、傷口をあまり長い時間お湯につけるのはやめてね、とのこと。理由は聞きそびれましたが、家では半身浴しかしないので問題なし。

ただし、リンパ浮腫を防止するためにも太らないように厳重注意を受けました。入院中に2kg太った私には耳の痛いことです。

この日はもちろん、退院日にでもそのまま仕事に復帰できそうな状態だったけど、あと一週間のんびりさせてもらうことにしました。リハビリは頑張ろうっと。

↓エチケット若干気持ち悪くないですか↓
IMG_20200321_202120532

入院する時に持って行ったもの、役に立ったものなどを記録しておきます。

まずパジャマ、普段は着ないので買い足したのですが、冬でも院内は寒くないので夏用のサテン地とリップル地を選びました。羽織るカーディガンは持って行きましたが、午前中やお風呂上がりに時々使うくらいでした。

病院に持ち込む服や下着、帽子はどれも3つにしました。院内に洗濯乾燥機があるので、2日毎に洗濯すれば足ります。

次に食料です。術前化学療法でも数回入院しましたが、その時はとても食べられない状態、今回は基本的に元気な状態だとわかっていたので、朝ご飯の足しにする魚肉ソーセージと昼夜のおやつを日数分持って行きました。
また、病院で配られるお茶は口に合わないので、緑茶やルイボスティーなどのティーバッグとドリップコーヒーを1日あたり5個程度です。お湯を自由に使えるので、タンブラーと蓋付きカップの2個使いで、いつでも好きな物を飲んでいました。
Screenshot_20200323-222945


ポケットWiFiについては、私はスマホの通信量は少ないプランで、家でも外でもポケットWiFiを使っているので普段通り持ってきましたが、入院中に動画をたくさん見たりするのでなければ普通は要らないと思います。

それからDVDプレイヤー。今どきスマホでも映画やテレビが観られますが、特に字幕版だと大きめの画面だと目が疲れにくいです。

携帯とポケットWiFi、DVDの電源を確保するには延長タップが必須です。私は4個口のものを使いました。

その他にはお風呂セットなどをベッド柵にかけるS字フック、リモコンや薬、クリームなどをまとめておくプラスチックケース、顔のパックや手足のクリームなど肌のお手入れ用品も、持って行ってよかったものでした。
Screenshot_20200323-223913

ドレーンが外れて3日後、退院することになりました。

傷口にはテープがついたまま、ドレーン跡からは少し浸出液がある、という状態です。傷口の痛みは、手術直後からそれほど感じたことがなく、入院中は一応消炎鎮痛剤を飲んでいましたが、お薬の切れ目で痛みが出てくることもありませんでした。
抗がん剤開始前の患部の痛みや、ジーラスタやパクリタキセルの副作用で骨や筋肉などに痛みが出た時は、鎮痛剤の血中濃度が下がってくる頃が辛いほどでしたから、それと比べれば痛みが「ない」と言えるレベルでした。

腕の上がり具合は、ピンと伸ばした状態なら、前からだと顔の近くまで、横からだと12時半方向を指せるくらいです。腕の痺れとヒリヒリするような痛みが地味に辛いのですが、家に帰っても毎日きちんとリハビリしないと固まってしまうので、マメにしたいと思います。

お世話になった看護師さんや看護助手さん達に挨拶して退院ですが、残念ながらコンテさんには会えませんでした。なんだか放っておけない末妹のようなコンテさん。再発しない限りこの病院にはもうあまり来ないので、今後会うこともないのかもしれないと思うと寂しい限りです。

そんな感傷に浸りながら、帰り道のドラッグストアに寄りました。ドレーン跡にガーゼを貼るように言われていたので、買おうと思ったのですが、3軒行って全てガーゼは売り切れでした。マスクを再利用するために、マスクの内側にガーゼをあてる人が多いとテレビで見てはいましたが…ティッシュかキッチンペーパーを挟めばいいのになあ、と思ってしまいました。
Screenshot_20200322-150440

私も絶対にガーゼでないといけないわけではないので、諦めて化粧用コットンを貼ることにしました。


↑このページのトップヘ